能楽〈のうがく〉は、日本の伝統芸能であり、式三番(翁)を含む能と狂言と
を包含する総称です。武士の式楽として多くの武将の庇護を受けて発展しました。
重要無形文化財に指定され、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。

落語〈らくご〉は、凝った衣装や大がかりな舞台装置をなるべく使用せず、演
じ手の技巧と聴衆の想像力で物語の世界が広がっていくという、きわめてシ
ンプルで、また庶民にとっては身近な芸能として発展しました。

講談〈こうだん〉は、歴史的物語や怪談や軍記物を語り聞かせる大衆芸能です。
物語を朗読するように聴衆に話し聞かせる講談は、戦国時代の御伽衆が起源 といわれ、徐々に大衆向けとなりました。

そんな三つの芸能を一堂に会し、三者三芸の語りを堪能して頂く公演です。